私は幼少期から父親から暴力を受けて育った。冬になると思い出すのは、何をしたかわからないまま 雪が降る外に投げられ、父親の気分が晴れるまで耐えるしかなかった。凍える痛さより 父親がなんでこんなことするのか?で葛藤した。
その父が6月に亡くなり、母から「小学校1年の時、泣きながら通った兄と私の後ろ姿を見て 母親も泣きながら見送った」と言われた。なんとも複雑な心境になった。
そんな父親から言われのない暴力を受けて「私は父親のようにはならない」と幼児決断した。でも社会にでたら「父親と同じような理不尽な人間」が数えきれなかった。父は「社会にでるインターシップ」でもしてくれたのか?と思うが、怒りはまだ捨てきれない。
私も人生の終末期を迎え、父の「サイレントボイス」が未だに聞こえない・・・