「テレホン人生相談」(月~金曜11時~)。加藤諦三先生(早稲田大学名誉教授)の回答が凄すぎる!いじめやハラスメントをしている人の深層心理をズバリ射貫く。
相談者は30歳女性。夫30歳。1歳の娘がいる。 「私が中学生の頃にいじめをしておりまして。その時の後悔の念で、ずっと今までも死にたいと思って生きてきたんですけれど、娘ができてそういうわけにもいかなくて。どういう風にこの気持ちを整理して生きていかないといけないのかなと思いまして……」
加藤諦三先生が掘り下げる。 「実は無理して活発にしてたんじゃないの?」 「それは多分、あると思います」 「苦しかったよね。活発にしていないとみんなから受け入れられないから、無理して不自然に明るくしていた」 「ちょっと無理をしてつくろっていた結果が、人をいじめるっていう中学生ならではの表現の仕方になったのかもしれないです」
「要するに今まで本当の自分とか正体を隠していい人に見せることで社会の中を生きてきた」んです。ところがもう防衛できない段階に達したんです。「社会的に真面目そうな顔をして自分を責めているけれども、実は単純に自分に嘘をついているだけの話」 。加藤諦三先生がそのずるさ(偽りの自責感)を見抜いてズバッと切った。