心理カウンセラー佐藤照貴

                  (月〜土曜日9:00〜17:00)

「存在を認められ暖められた」ときのみ人は変わる!

 ある研修会で精神的・経済的困窮者は幼児期から「あなたはダメ人間とレッテルを貼り続けられてきた人が圧倒的です」と話されていました。これは交流分析の「幼児決断と人生脚本」の理論に合致します。交流分析では3歳から9歳ころまでに養育者等の影響で無意識に「自分はこうして生きていこう」という幼児決断をすると言われています。例えば、1+1=10と幼児期に習った人は成人して「1+1=2です」といくら正論でも受け入れるどころか怒り・反発さえ覚えます。何故?自分が否定された!存在を無視された!(絶対否定)と感じるからです。
 ではどう対応すればいいでしょう?人生の物語・青写真(人生脚本)は書き換えることができるといわれています(時間はかかります)。それには誰と出会(愛)いどんな傾聴をされたかが大きく人生を変える可能性があります。どんな人間も「存在を認められ暖められた」ときのみ自分自身の力で変わろうとします。水を飲みたくない馬を無理やり(説教や説得で)水辺に連れていくことはできません・・・