心理カウンセラー佐藤照貴

                  (月〜土曜日9:00〜17:00)

ふるえる人の「つっかえ棒」は「安心感と信頼感」

  大切な人がうつ病や不登校に苦しんでいるのを見るのは辛いものです。何とかしてあげたいと思うのが心情です。相手の課題(うつ病や不登校)に手を出す前に、まずしなければならないことは、相手以上に不安や心配で震えている自分の気持ちに気づくことです。
  うつ病で辛いのはご本人なのに、お母さんがオドオドと不安な気持ちでいることは不安が空気感染して「自分のことは邪魔なの?不登校はダメ!」と益々不安を増長します。ダメと否定され存在が揺らいでいる当の本人が「やっぱり親からも見捨てられている」というメッセージを受けとることになります。

 じゃあどうしたら?どんーと構えて見守ることです。ぐらつかない親を見て子どもは「見守る親がいるから大丈夫!こんな自分でも生きている価値があるんだ!!」と安心感と信頼感が結果的に病を克服するきっかけになります。