アウシュビッツ収容所で絶望的な時間を送った精神科医フランクルは「人生に何かを求めている時は欲求不満、誰かのために何かできることを探すと自己実現できる」という趣旨のことを言っています。確かに日常で「あの人のように金持ちになりたい」「学歴があったら今頃は」と欲望が渦巻きます。こんな時は、ことごとく期待が裏切られます。
ホップ・ステップ・ジャンプで人生は運ばないようです。「絶望・苦悩・希望」で絶望を味わいつくし、苦悩で精神性を深めたとき一筋の希望が見えてくるようです。幸せは葛藤とセットのようです。