・・・大学生が私(清掃員)の事をバカにした後、おじさんが、ボソッと大学生に言葉を掛けます。「君たちは、就活生かい?だとしたら、0点だね。・・・」。
でも、きっと雇う側も仕事を与える側も、君たちの様な価値観の人間には何も渡さないと思うが、どう思う?そう言い、ふと大学生が首から下げている名札を見てさらに笑みを浮かべこう言います。ふむ。面接か…楽しみだね。そのロゴは私の会社のシンボルだ。後で、面接室で続きを話そう。
大学生たちはすぐにこの意味を悟った様子。どうやら、このおじさんは彼たちがこの後面接を受ける会社の社長だったのです。「世の中にいろんな事情でトイレ掃除をしている人もいる。それをバカにしたり差別したり比べる事は決して良くはない」という人間の本質を教えてくれる逸話です。(完)