日本の親は、「人に迷惑かけちゃダメですよ」と教えるが、インドでは、「お前は人に迷惑かけて生きているのだから、人のことも許してあげなさい」と教えるそうです。前者は、息苦しさを、後者には、ホッとするものを感じます。迷惑かけずに生きられるわけないということです。
「私は誰にも迷惑をかけてない」という人がいますが、それは傲慢以外の何者でもありません。なぜ?水のお世話になり、太陽のお世話になり、電気の世話になり、友達のお世話になり、家族のお世話になり・・・・と心の膝を少し下にするだけで私たちは沢山のものに「生かされている」ことを実感します。だから「自分ひとりで生きている」なんて考えてる人には誰も近づきません。
「・・・あなたのお陰で」と生きている人は、自然に頭が下がり、上から目線の言葉もなくなり「謙遜」の人生を歩みます。そんな人間でありたいものです。