心理カウンセラー佐藤照貴

                  (月〜土曜日9:00〜17:00)

「条件付愛情」が子どもを蝕む

  子育において「条件付愛情」が子どもを蝕みます。いい学校へ行ってほしい、いい成績を取ってほしい、しつけをしっかり身につけてほしいなどの要求が表に出過ぎることは、健康な自尊心を育てません。そのままでいいよという「待つ」愛情が大切です。
   例えば、あるランクの学校に入学したということは、それ以上の偏差値ランクの学校の生徒の前では劣等感を感じることになります。逆にそれより低い偏差値ランクの学校の生徒には優越感を持つことになります。優越感、劣等感は人間誰にもあるとはいえ、やはり醜い感情です。そういうものを一生懸命親は教えているということに気づかなければなりません。
  一定の努力は必要ですが、「ありのままを受け入れる」が大切です。市民マラソンと同じです。何等だろうとかまわない、入賞が目的ではない、健康のためにマラソンに参加するというような心がけです・・・