仕事を決める、結婚を決める、人生の方向性を決める・・・人任せで自分で決めることができないと人間は充実感は得られないし不全感で心にブレーキがかかります。専門用語では「人生の当事者意識の欠如」といい、「みんなで渡れば怖くない」でだれかがやってくれるという他人任せが、結局自分の心を蝕みます。言うまでもなく「自分で選択し自分で決める」が満足感を充足し責任感がつきます。
今では、お節介という支配で「これはどう?あれはどう?・・・・こうしなさい」となっていきます。これは本人の心を全く無視してるので、本人の内面的意欲が芽生えません。支配してるほうは善意で過剰なお節介をしてるので本人の気持ちは置き去りです。お節介や過剰な支配は人間の能力をデイスカウント(値引き)します。
交流分析の哲学には「人は誰もが考える力がある」と提唱しているにも関わらず、相手の能力をデイスカウント(値引き)する関わりは、その根底に「存在無視」があります。
あなたは存在無視されて楽しいですか?目の前の人に話しているのに顔が「あさって」の方に向いてないか確認しましょう?