コロナウィルスが猛威を振るっています。ニュージーランド・アーダーン首相は、感染者がまだ数十人の段階で 2020年3月25日深夜からロックダウン 本気の対策を講じました。会見では、「自身と官僚の報酬を半年間、2割カットする」と発表しました。また、首相は、「みなさんが苦しい思いをされていることを、痛切に感じています」と国民の辛さや恐れに共感しつつ、コロナウィルスに対して「団結」していこうと何度も語りかけた・・・2021年1月8日は感染者0です。
アーダーン首相は「ルールを破るということは、あなたの大切な誰かを殺してしまうかもしれないということです。だからこそ、ルールを守ることが重要」とルールと命の関係をシンプルに説明されています。
私が本当に素敵だなと思ったのは、ロックダウン後、家事を終えお子さんを寝かせた後に、自宅で家着のまま（トレーナー）で自分の「Facebookで国民の質問に答えるための動画を配信」したときの、あの飾らない素朴な在り方。そして、ニュージーランド500万人を「ワンチームとして団結」を呼びかけ、経済よりもまずは国民の命・健康を優先するという方針を明確に掲げた指導力は「安心と信頼」を得たのでしょう。
コロナは政策科学的対策と同時に「支えあいと助けあい」の大切さを訴えています。日ごろの私たち一人ひとりの「行動と心」を見つめなおす時期でもあるのではないでしょうか？
