“泣き歌の貴公子”として話題の第58回レコード大賞新人賞を受賞した(あいたい)林部 智史(はやしべ さとし)さんは、いくつもの挫折を繰り返して今があります。バスケットボールの強豪校への進学を考え一般入試で高校受験をするものの失敗し、1浪し学生時代に多くの挫折を繰り返している。卒業後は看護専門学校に入学したが、うつ病を経験し看護師を目指すのが困難になり、アルバイトをしながら放浪の旅を続けることになる。そして礼文島のホテルで出会った男性から歌手を目指した方が良いと言われ音楽活動に専念することを決めた。同専門学校は中退している。 上京後は新聞奨学生としてESPミュージカルアカデミーヴォーカルコースを首席で卒業するなど生活と歌の両立を図る努力を怠らなかった。 誰もが挫折は当座は喜ばしくは思えませんが、「挫折は栄養」と視点を変えたとき新たな風景が見えます。「他人と比較してはいけない。ほんのわずかでいいから、優れている部分を見つけ出し、それに気づかせることが大切だ」(アルフレッド・アドラー)