20代の頃付き合っていた彼女と夜景がきれいに見えるところにドライブに行った。後ろに爆音のバイク軍団(暴走族)が来て、ひやひやドキドキ!夜景どころではないと思っていたら、暴走族が私たちの車をひやかし半分に覗いてきた。「夜景デートサスペンス劇場」さながら・・当時は笑い事ではなかった。
私はスキを見て車で急いでその場を離れた。・・・普段はおしとやかな彼女が「私を守る気ないんだ。理不尽な奴がいたら正々堂々と闘えよ!あなたに正義はないの?自分だけよければいいんだ。”いざとなったら自分だけよければいい身勝手な人”とは付き合えない!」と激怒され、私は震えが止まらなかった。
その後は誰もが予想通り・・元彼女には「守るべき時・人は守らなければならない」と人生の歩き方を教えられた。
あれから30年 コロナ渦にあって「命の闘い」に向き合っている知人たちは、感染の恐怖に怯えながら自分と闘っています。一方で「無責任の腕章」をつけた人間に、30年前の彼女はどう思っているだろう?