「○○さんのあの言い方は頭にきた。あの上から目線でなんで私が話されなきゃいけないの!」と同じ話を繰り返されたとき、なんで同じ話ばっかり」と辟易することもあります。プロは余程悔しく怒りに満ちた思いが断ち切れないので、同じことを話すと考えます。「気が済んでない」ことは人間は何度も話してしまいます。だからこの方の課題は、「あんな言い方されて悔しくてたまらない!できれば言い返した位の気持ちがある」ということです。
同じ話をするもう1つの理由は、私たち相談員が悔しくてやりきれない感情を「受容」しきれてないからです。ゲシュタルト療法で言う「未完了の問題」だから繰り返すのです。もし、悔しい気持ちを共感し受容できれば「気が済む」ので同じ話は繰り返しません。。受容するには「感情に寄り添う心」が試されます。試された結果、同じ話をされたら、更に心の膝を追った「敬聴」が必要だということです。