子育てや部下育てに絶対にしてはならないことの1つに「他人と比べる」ことです。比較されて育つ子供は、「〇〇ちゃんよりできるかできないか」という条件付きの愛情を注がれていると無意識に感じ取ってしまうため、ありのままの自分自身を受け入れてもらえているとは思えず、「自己肯定感を高められずに劣等感の強い大人」へと成長しやすいのです。
劣等感が強い大人は、自分よりできる人が許せないから嫉妬やいじめをする、上から目線で話し、自分が一番出ないと「存在不安」で内心は震えている人です。自信と実力がないことを指摘されるのが嫌なので、仲間という名の「悪党」と徒党を組んで「悪さ」をする。一人になると急にそこにいる人に媚びたりしないと恐くて生きていけないのです。劣等感に苛まれていて「自己肯定感」が低い証拠です。
「自己肯定感」とは、自分のありのままを認める感情で「自分は大切な存在なんだ」「ワタシはワタシでいい」と、周囲と比較することなく自らの価値や存在意識を肯定できる感情です。一番の問題は、そんな子供が親になたっとき、「嫉妬やいじめ」をする負の世代間連鎖が引き継がれることです。