心理カウンセラー佐藤照貴

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ブラックジャックが治療するための病気が思いつかない?

漫画家の手塚治虫さんのエピソードです。手塚さんはアシスタントに「ブラックジャックが治療するための病気が思いつかない?」と相談したことがあります。手塚さんはもともと漫画家になる前に、医学博士を取得されており、アシスタントより知識は豊富です。自分で考えたほうが良いのは明白。それでもアシスタントに相談していたのは、一緒になって漫画を作っていることを認識して欲しかったからです。アシスタントの業務は決められた作業をこなすだけ。ただ作業するだけではつまらないものです。
そもそも手塚さんが自分のアシスタントを選考するときに言われたことを上手に出来る人は採用しませんでした。アシスタントとしては素晴らしいかもしれませんが、一緒に働くからには独立して漫画家として、活躍してもらいたかったからです。そのための訓練もあったのかもしれません。一緒に働くからには周りの人がどうしたら楽しく働けるのか考えることがとても大切です。もしも、その人の将来に役立つのであれば、一生懸命働いてくれるでしょう。