故・緒方貞子・元国連難民高等弁務官の「人生の贈りもの」には、今私たちの心構えがどうあるべきかを考えさせられる。
「緒方さんが、難民テントを訪問した時、おじいさんが何のおもてなしもできないと泣かれたそうです。緒方さんは、近くの古いミルクを飲んで「大丈夫」と語った その思いやりと機転は、まさに「人道支援」です。
緒方貞子氏の金言を紹介します。
「命の危険を晒しても“現場主義”を貫き、難民の声に耳を傾け、目の前の命を救うため、小さな体に防弾チョッキを着て危険地帯に進んだ。大切なことは苦しむ人のために利己主義を捨て人道支援という“人間の安全保障”にまい進できるか」
「どこかの大統領のように“自国一国主義”では、“人道支援”はできない」
「日本は内向きになっている。自分のことばかり考えてる人は、支援はできない。難民支援は“人道支援”命を張って弱者の命をすくう」
「ミッションンのためには“ルール”を変えなさい。ルールだから命を救えない?弱者を救えない でいいのか。あなたの一番大事な子供や親が命をなくそうとするとき “ルールだから救えない”で納得できますか」
「緒方さんを尊敬する 就職支援をしている社長さんは、就職支援は「“強制ではなく 視野を広げるための支援」と語っている。
「調子がいいときは、友があつまるが、そうでなくなると友は空気のように消える。消える人の本音は“面倒なことにはか かわりたくない”。自分さえよければでは難民支援だけでなく 仕事をする人間としては失格」
「真のリーダーは、“誰もとりこぼさない”。必要としてる人がいる限りそこにとどまり支援する」
「東日本大震災で被災した陸前高田市民は、シリアのために服を集めて贈る「恩返し」ではなく「恩送り」。これは、お偉い人が上から目線で支援することに大きな警鐘を鳴らしてる。