心理カウンセラー佐藤照貴

                  (月〜土曜日9:00〜17:00)

人生の青写真の形成の方法?

 人生脚本つまり人生の青写真・土台はいったいどのように作られるのでしょうか。親からの愛情の与えられ方が大きな要因となることは間違いありません。例えば、両親から優しい言葉をかけられ愛情いっぱいに育てられたのであれば、「自分は愛される人間で幸せになれる。自分の周りはいい人ばかり」と脚本が書かれます。
 それに対し、虐待など酷い育てられ方をした場合、「自分は駄目な人間だ。何をしても上手くいかないし、幸せになれるはずがない」という脚本が書かれるのです
。不幸な脚本を作ってしまった人は「対抗脚本」というものを作ります。対抗脚本は不幸にならないために書かれる自己救済要素ですが、これを実現させるのは極めて難しいとされています。
 人生脚本が無意識で働いているのに対し、対抗脚本は意識的に考えないと働かせることはできません。表向きは対抗脚本のとおりに努力していても、深層心理では人生脚本が働き続けているので、重要な選択を迫られたときには必ず不幸の道を歩んでしまうのです。
そのために交流分析では「再決断療法」で幼児決断にまつわる人生脚本を見直す手法で、新たな自分を少しづつ変えることができる可能性があります。