心理カウンセラー佐藤照貴

                  (月〜土曜日9:00〜17:00)

「内閣の改造?ふざけんじゃーないよ!!」

 ある報道番組で、台風15号で家が全壊し 絶望に苛まれてる一人暮らしの高齢者が「もうどうなってもいい」と涙を流されていた。ある主婦は「内閣の改造?ふざけんじゃーないよ!!」と鬼気迫る怒りをぶつけながら悔し涙を流された(9/13時点)。胸が痛い。(もちろん 法律等様々な制約があつことは承知している)
喪失感、電気や水がこないイライラとストレスは、直面している不安のギャップから、絶望が襲う。頼りになるのは「隣近所の声の掛け合い」と「ボランティア」という。「いてくれるだけで心強いんだ」「思いの共有」が、なんとか希望を紡いでいる。人間関係の可視化が、被災者の希望につながることを
教えられる。
「ふざけんじゃーねーよ!」の言外に、政治家や官僚、復旧・復興に携わる人間は、上辺だけの復興だけでなく、「電気や水道がないこの場所で30度を超えるここで暮らしてみろ」と被災者の「声なき声」に耳を傾けなければならない。「復興の偽善の境界線」と揶揄されないような「善意と誠意」で対応していくことが必要だ。94歳の高齢者が屋根に上ってブルーシートを敷こうとして亡くなられているのが被災の現実です。
被災してもなお税金を払っている 被災者世論・国民世論をないがしろにしてはいけない!