心理カウンセラー佐藤照貴

                  (月〜土曜日9:00〜17:00)

裁判官になってない?

  たまたまこんな声が聞こえました。「どうしてもあの人は許せない」「あの人の顔を見るだけで腹立つ」という方がおられます。いやこの内なる声は自分の“ホンネ”さんの心の声なのです。不思議なもので今まで穏やかなお顔だったのが、その人を思いだすのでしょうか?顔の表情までかわってきます。その人でないとわからない悔しさ、苦しみがあるのでしょう。キツイボールを投げられた時、人間は負けてなるものか!と、そのボールを打ち返してやろう!という所があるのです。丁度、野球選手を見ているとわかりやすいですね!バッターボックスに入るまでの表情と、バットをもって構えた時の顔は全く違っています。
 私たち人間関係もそうなのです。 私は、批判家になる必要はないと思います。「あの人おかしい!」「こうするべきよ!」など相手に攻撃するのではなく、「そんな人もいるか!」と流すことも必要なのではと思うのです。ある時には見逃しの三振でもいいではないでしょうか。
 人を裁けば必ずいつか裁かれる日がやってきます。完璧主義にならず、批評家になるのではなく、こだわりと執着から離れた時、不思議と幸せが向こうから「こんにちは」と笑顔でやってきます。