クライエントが「○○のことで悩んでいてアドバイスを欲しくて今日来ました」といわれたら、カウンセラーのあなたはどう対応されますか?多くはアドバイスが欲しいならアドバイスという名の説教や経験談を話すパターンです。
ご存知の通りクライエントはそうは言ったものの、説教をされると自分が否定されたような気がして二度と きません。自らの知識や正論をひけらかしても、クライアントは、アンテナが高いので「寄り添いや癒し」ではないことを見抜くからです。
「アドバイスを欲しくて今日来ました」といわれたら、「その悩みをもう少し詳しく教えてくださいますか」と対応すると、クライエントは堰を切ったように話し始めます。そうすると終わる頃には、「心が整理できました」「もう少し考えてみます」などと、「気づき」を得、自分の中にある潜在的な「回答」を探すようになります。
支援とは、アドバイスではなく「声にだせない声」を聴く器を持つことです・・