心理カウンセラー佐藤照貴

                  (月〜土曜日9:00〜17:00)

「説明」でなく「気づき」が安心を与える

  知人が傾聴の極意を教えてくれました。保健士としてたくさんの話を聞くときに「傾聴」のたくさんの研修を受けているもののその実態を知って実践してる人は殆どいないということでした。例えば、おばあちゃんが「最近コレステロールが高くて、・・・・」と言った瞬間、保健士は「ああそれは運動不足、食事改善・・・」と医学的知識の説明でおばあちゃんは話ができないほど「説明の鬼」と化すそうです。善意の説明です。
   しかし、この保健士の深いところは「最近コレステロールが高くて、・・・・」と言われたら、360度の傾聴モードで「そこのこともう少し詳しく教えてください」や「どうしてコレステロールが高いと思われるの?」と開かれた質問で、おばあちゃんの心の扉を開くと・・・・「なあにーおばあちゃん、朝10分歩いてるじゃあないですか」と承認しながら「あと10分歩いたらもっと健康になるわよ」と自らの気づきを更に承認し目標を確認すると、気づきが承認されるので、その行動力はすさまじいものがあると教えてもらいました
   傾聴は一見解決してないようで、ご本人の気づきが問題を改善していくようです。