心理カウンセラー佐藤照貴

                  (月〜土曜日9:00〜17:00)

「共依存」って何?

「共依存」の代表的な例としてあげられるのが、暴力を振るう夫や恋人と、それに耐える妻(あるいは恋人)といったケースです。まわりの人は「あんなにひどいことをされているのに、なぜ別れないのか」と思うのですが、暴力を振るっている男性はもちろんのこと、女性の側も決して別れようとはしません。むしろ、周囲が「別れたほうがいい」と意見すればするほど、本人は意地でも自分に暴力を振るう男性から離れようとはしないのです。こうした状況にいるとき、「共依存」におちいっている女性は、「自分が暴力を受けていること」をなんとか正当化しようとします。そして、相手の「受け皿」になれるのは自分だけ、ということに自らの存在価値を見出します。これが、「あの人のことをわかってあげられるのは私だけ」「愛しているから殴る」というような歪んだ思いこみに発展する場合もあるのです。 「共依存」の多くは、こうした暴力や支配に発展するような加害者の「甘え」と、「ケアをする(面倒をみる、世話を焼く)」ことに自分の存在価値を見出したいという被害者の思い込みによってつくられていきます。