心理カウンセラー佐藤照貴

                  (月〜土曜日9:00〜17:00)

不登校の子供のサイレントボイスを聞く

   不登校は、決して一人になりたいわけではなくて、人との関係が持てないことがストレスになって、それが少しずつたまっていくのです「関係の病」でもあります。不登校の子どもは学校で、悩み、傷つき、学校を危険な場所と感知して、「学校へは行かない」という選択をしています。精神科医の明橋大二先生は、不登校は「心がオーバーヒートした状態」だと表現しています。まるでサーモスタットが発動してモーターのスイッチが切れるように体が動かなくなる、つまり 安全装置が発動している状態だといいます。

 不登校の子どもに、「大人にはどうしてほしかったか」と聞くと「好きにさせてほしい」「感謝されてうれしかった」「気持ちを聞いてほしい」という3つのことばが浮かんできます。

 焦って子どもを学校へ戻らせても、「不登校の問題」は終わりません。学校へ行くことが不登校のゴールでもありません。