アメリカ・ミネソタ州で去年、黒人男性が白人警官に殺害される場面を携帯電話で撮影した10代の女性が11日、ピュリツァー賞を受賞しました。
この事件は人種差別に抗議する運動が広がるきっかけとなり、フレイジャーさんは今年3月、警官の裁判でも証言しました。 「ごめんなさい、ごめんなさいと考え、眠れない晩が何度もありました。あの時、自分が動いてフロイドさんの命を助けなかったことについて」(フレイジャーさん〔裁判での音声〕)
ピュリツァー賞委員会は、受賞理由として「ジャーナリストが真実と正義を追求する上で、市民が果たすべき重要な役割を浮き彫りにした」としています。フレイジャーさんは先月、フロイドさんの命日に、フェイスブックで「1年前に目撃したことの重さとトラウマをまだ抱えています」とコメントしています。