心理カウンセラー佐藤照貴

                  (月〜土曜日9:00〜17:00)

「声にならない溜息」を拾い、感動を与える人!?

    相談に乗ってると「相手が握っている車のハンドルを無理やり握って、本人を無視して勝手にハンドルを握ろうとする人がいます」。傲慢にも自分の意見が一番正しいと思って、押し付けることが「相談」だと勘違いしてる人が多くいます。相手を無視したり、勝手に意見を押し付けたりするのは、一般常識でも「自己満足」「自己愛」では心に響きません。結婚相手を決めるのは他人ではなく自分です。
  「自分で気づき」があって人は「行動」を起こし自分で「責任」を持つようになります。では、なぜ多くの人は「本人の気づき」を待てないで自分で勝手に決めてしまうのでしょう?それは「自信がない」からです。自信がない人は「どうせやってもダメ」と人間の能力を最初からディイスカウントしています。その方が自分の考えで決めてすぐに終わることができるからです。「自信がないから待てない。自信がないから能力や可能性を信じられない」のです。   
   「治そうとするな!分かろうとせよ!」はカウンセリングの鉄則です。
  「治そうとする」人は、事柄を聴いたり結果だけを追い求めます。「分かろうとする人」は、人生の物語や辛かった感情を”敬”聴しようとします。「分かろうとする」人は、人生の重みを受容し、相手の「声にならない溜息」を拾い、感動を与える人になっていきます。