今の日本社会では学校や会社でも「競争原理」があります。人より成績がよければいい（成績が悪い人は劣等生）、走るのが速い人がいい（遅い人はダメ）・・・勝つことが大事だという社会です。だから競争原理が支配しているところには「いじめ」があるのです。
競争原理の背後には「世間のものさし」があります。世間のモノサシは学校での成績や社会での成績で人間の価値が測られるので人間は「負けるものか」と頑張ります。自分が勝ちたいために、できる人に嫉妬し引き下げ、自分より下の人は邪魔者としていじめるのです。
劣等性がいるから優等生がいて、健康な人も障害者も平等で、存在するだけで価値がある「魔法のモノサシ」をもてるようになれば、いいじめのない平和な社会に近づきます。