心理カウンセラー佐藤照貴

                  (月〜土曜日9:00〜17:00)

柔道を好きになるように指導をしなければならない。好きになれば 例え 弱くても一生柔らの道を歩めます(五輪柔道金メダリストの古賀稔彦さん逝く)

 92年バルセロナ五輪柔道男子71キロ級金メダリストの古賀稔彦さんが53歳で亡くなった。私の人生を変えた尊敬する人。

 一線を退き 古賀さんが道場を開いたときの指導方針。「柔道を好きになるように指導をしなければならない。”好き”になれば 例え 弱くても一生柔らの道を歩めます」です。当時、怒ってばかりだった私は猛省を促されました。

 更に「人の意見を受け入れて“自分だったらこうする”という姿勢を示すべきです。行動に自分の考えを入れなければ意味がないんです」はカウンセリングを勉強するきっかけを頂いた言葉です。

  最後に今のコロナ渦にも通じる人間観。「今の時代、自分さえ良ければいいんだと、あるいは自分の子供さえ良ければいいんだというのが当たり前になってしまっています。みんなで、みんなのことをサポートしていく気持ちを持てれば、喜びは何十倍にも膨らんでいくと思うんです」。

 無念のうちに逝った古賀氏の信念と「みんなの喜びが一番」(渋沢栄一氏)を行動に移さなければ、取り返しのつかない事態が進行しています・・