心理カウンセラー佐藤照貴

                  (月〜土曜日9:00〜17:00)

「死にたいけど 死ぬことさえ許されない気持ちが分かるか!?」(東日本大震災 被災者の叫び)

  東日本大震災で釜石の女性が亡き夫を忍び「正義感・愚直・正直」に生きる教えを 小学生の孫に教えている姿に涙腺が緩んだ。震災の教訓の1つは、「自分だけ得するのではなく 多くの人が笑顔になること」(コミュニティ)・・人間の生きざまを教えてくれてると改めて思いました。

  私は震災後3か月後に被災者の声を聞かせて頂いた。安易な共感を阻みむき出しの言葉・・・「カウンセリングで人を救えるのか!津波にのまれて死んだ家族の思いが お前に分かるか!帰れ!!」「津波からは逃げられたけど、暮らしからは逃げられないんだ」「死にたいけど 死ぬことさえ許されない気持ちが分かるか」「自然を舐めてはいけない。人間をなめてはいけないんだよ」・・

  恥ずかしながら「逃げたい」気持ちを抑えながら聞かせて頂いた。そんな時 IBCラジオの風見好栄アナの「私達は微力ではあるが 無力ではない」の言葉が震災復興の心構えと救いの言葉になった。

  自然災害は「人間関係災害」(いじめやパワハラ)をなくさないと「つながり」「支え合い」「絆」ができないので 「心のケア」「コミュニティ構築」は机上の空論になりかねないことを肝に銘じたい・・