心理カウンセラー佐藤照貴

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幼児のままで大人になったしまった「困った人」の深層心理

ナルシスト(自己愛・自己陶酔)は、ほめてもらわないといられない「脅迫症」とも言わます。アルコール依存症はお酒を飲まないといられない「アルコール依存症」。自分の本音では「本当はダメなこと」と思いながら 自分の優位を確認してないと「存在不安」に怯えている深刻な劣等感が背景にあります。

  幼児のままで大人になったしまった「困った人」。特徴は、攻撃性・自己憐憫(じこれんびん: 自分を哀れみ、かわいそうに思い込んでいる悲劇のヒーロー・ヒロインのような状態)。こんな人に育てられた子どもは地獄!なぜ?赤ちゃんは無条件の愛情で「基本的信頼感(心の安全基地)」を育むのに、自分を褒めてという親は「愛情という名の支配」で親の思い通りの子育てをするからです。

  社会人になると 誰かのあら探しをして徹底して責めることによって自分は偉い(勝ったつもり)で自分の存在不安を消そうと必死。ナルシスト集団は居残り幅を聞かせ、周りは腫物を触るようになり誰も何もいえない職場になり「ゾンビ集団」は肥大化していくのです。

  どうしたら?自己愛の強い人物と「関係を持たない」という手段が取れるのなら、それに越したことはありません。どうしても関係を維持しなければならないのなら、できるだけ関わりを制限し、健全な交友関係を結べる相手を見つけるべきでしょう。