心理カウンセラー佐藤照貴

                  (月〜土曜日9:00〜17:00)

学校では教えてくれない人生で大切なこと!「生きるって人とつながることだ!」

  福島智(さとし)さん(東京大学教授・世界で初めて常勤の大学教員となった 盲ろう者)のコロナ渦だから心に響く話・・・福島さんのお話を初め聞いた時、息ができないほどの衝撃と迎合する自分が恥ずかしく思えました。

  生後5ヶ月で眼病を患い3歳で右目、9歳で左目を失明する。18歳のときに特発性難聴で失聴し全盲ろう者になる。「なぜぼくだけこんなに苦しまなければならないのか、これから先、ぼくはどうやって生きていけばよいのか…不安、恐怖、懊悩(おうのう)の日々が続いた」と述懐している。〝当たり前〟の日常から 自分1人が取り残されていく ご本人にしかわからない暗闇を感じたことでしょう。孤独と絶望・・

 けれども1人ではなかった。お母さんの考案された「指点字」は、彼を また再び社会とつながり、言葉を発し、ひとと言葉を交わしていきます。

  著作に「生きるって人とつながることだ!」(素朴社2010年)。「私はこれまで<健常>→<全盲>→<全盲ろう>という三つの状態を経験した。これは、私が周囲の<世界>から徐々に隔絶されていった過程だと言える。だが、その一方で、より確かな結び付き、より豊かなコミュニケーションを経験できたように思う」と語る著者・福島智氏の魂の言霊を コロナ渦の今こそ私たち一人ひとり心に刻まなければならない・・