愛する弟を戦争で亡くし自らも中国に渡って戦争を体験した 「アンパンマン」作者 やなせたかし(1919~2013)さん。
「正義のためだ」と教えられていた戦争が、戦後は一転して「侵略のための戦争だ」とされる中で、「正義はある日逆転する」ことを思い知らされます。そして「逆転しない真の正義は ひもじい人にパンをさしだすことだ」という答えにたどりつきました。
もともとアンパンマンは,自分の顔を食べさせて,飢え ている人を助けるというお話。ただそこには,「正義を行うと自分も深く傷つく」 という考えが根底にありました。例えば、理不尽やいじめを受けている人を守ろうとすると「なに恰好をつけているの」など・・批判や陰口を浴びます。それを「見て見ぬ振り」はできますが、それでは被害者はどんどん「見捨てられ」感から絶望を味わいます。
傷ついた あなたが誰からも声もかけられず 無視されたら 今何が必要かが自然にわかります。今日は自分の「良心」に問いかけ、2021年は周りを笑顔にする1年でありたいものです。