心理カウンセラー佐藤照貴

                  (月〜土曜日9:00〜17:00)

「人を見下す」のは自分が嫌いな人です!

  「自分が好きな程度に比例して他人にも優しくできます」。私は「他人に優しくしなさい」とは言っていましたが、「自分・・」という視点が欠けていました。

  例えば、目の前にパンがあったとして、お腹が空いていれば心から他人に分け与えることは難しい。心の中の善意があって「分けなければいけない」という義務感があっても心から渡せない。自分がお腹一杯であれば心から笑顔で渡せるだろう。自分が幸せの程度に比例して相手も幸せにできるのです。

  自分が嫌いな人の中には、「人を見下す」ことが多い人もいます。なぜなら、この心理は自己肯定感を高めたいからです。本当は自分を好きになりたいのに、誰からも褒められないからです。自分を肯定するために、あえて他人を下に見て自分を高く見せるのがこのタイプの心理です。しかし、自分が他人を見下すことで、周囲との関係がうまくいかなくなり、孤立してしまいがちです。