心理カウンセラー佐藤照貴

                  (月〜土曜日9:00〜17:00)

「人が困る稼ぎ方」は死んでもやってはいけない

   阪神大震災の時、ある弁当屋さんが普段500円の弁当を 震災後すぐに5000円で売ったそうです。それから3カ月ほど経って閉店。「あんな店、地元だったら絶対に買わない!」と憤っていたそうですが、そのお肉屋さんは地元近辺でも5000円で弁当を売っていたらしく、実際に地域の人たちに相手にされなくなったというのです。相手の不幸につけこみ自分だけ利益を得ようとする被災者の逆鱗に触れたのは誰でも察しがつきます。

  コロナ禍に苦しむ方々の、足元を見るような「誹謗・中傷」はしてはいけませんが、現実は後を絶たない。普段 困った人を更に困らせる「ハラスメント」をしている「根っこ」を見ないで「都合のいいときだけ 〇〇辞めて下さい」では効果は薄いのでは?なぜ?

 普段の「見て見ぬ振り」「足元で辛い思いをされている方の声をないがしろ」にしておいて 「都合のいいときだけ」では世の中は通じません。