不登校、引きこもり、非行、犯罪など、非社会的な、あるいは反社会的な生き方に陥ってしまう子どもや大人たちに共通しているひとつは、幼少期から家庭が十分な「くつろぎの場」「安心して弱音を吐ける場所」になっていないということです。
それが「社会性」を、年齢相応に身につけていくことの妨げとなっているのです。家庭のなかで「心の安定」が満たされていないゆえ、保育園、幼稚園、学校、地域社会などの各場面で、人間関係をいとなむ力が成熟していないのです。
家庭という場所が、子どもにとって、また家族みんなにとってもくつろげる場所であれば、社会性は成長とともに身についていくでしょう。子供が「今日は学校で職場でこんなことがあった」と話してると、安心感の上に社会性が育まれていきます。