心理カウンセラー佐藤照貴

                  (月〜土曜日9:00〜17:00)

「〇〇ちゃん おもちゃ使いたいんだって、貸してあげて」

  子ともが「おもちゃの取り合い」をする光景は誰もが目にします。昔 わが子が 友達に「おもちゃ貸して」と言われ 知らない振りしている時がありました。「〇〇ちゃん おもちゃ使いたいんだって、貸してあげて」というと ほとんどの場合、わが子は「イヤ」と言ってました。

 知人にそのことを話したら「命令はしているけど 共感」がないから貸さないんじゃない?と言われた。知人は「このおもちゃのどんな所好きなの?」と初めに聴き、「〇〇だから・・・」と子供が言うと「そうなんだ、きっと友達もこのおもちゃ好きなんだね」というと、子どもの反応が変わるそうです。

  子どもの話に耳を傾け、「そうなんだ」と肯定してあげる。まさに「好きの共感」ではないでしょうか?人間は「必要とされた」と存在承認された時、底力がでます。