心理カウンセラー佐藤照貴

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「ねえ聞こえてる?独りじゃないよ。ほら あなたの背中を押してあげる人がいるよ」(女優・サヘル・ローズ)


 「痛みを生きるということ」(女優・サヘル・ローズさん=砂丘に咲くバラ)の幼少期からの壮絶な人生が放送されていた。33歳になってなお「インナーチャイルド「傷ついた子どもの心」」と向き合っている彼女の姿に胸が痛くなる思いでした。

 壮絶人生の一こま・・日本に来て「イラン人はいらん」などと苛められた。だが、母を心配させないために、帰り道で泣き続けても、家に着くと笑顔を作った極端な貧乏生活をおくり、学校では陰湿ないじめにあっていた。サヘルある日学校を早退して、母がいないうちに命を絶とうとした。しかし、いないはずの母が家にいて、部屋の隅に座って泣いていたという。「どうしたの?」とサヘルが尋ねると、母は「もう疲れた」と一言つぶやいた。そんな母の手を握りしめたときに、若かった彼女の手が「しわ」だらけでゴワゴワになっていることに気づいたサヘル

  サヘルは自分のため苦労してくれた若くて綺麗な母が、年老いたことに気づき、その恩返しをしようと決意したという・・今は女優として活躍している。

  サヘル・ローズさん曰く「33歳になっても”中の子”が孤独を感じている理由がわからなあくて、私の声が”一人”だという怖さを持っている。どうしたら助けてあげられるかな」という自分探しの旅。「ねえ聞こえてる?独りじゃないよ。ほら あなたの背中を押してあげる人がいるよ」。「いいんだよ生きてて、もっと息しな」自分に語り掛けている。