心理カウンセラー佐藤照貴

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「晴れの日に傘を貸して、雨の日に取り上げる」の中でも「汚れ役」

  演歌歌手・丘みどりさんのテレビインタビューからです。とにかく純粋で嘘がなく一途さが心に響きました。エピソードを紹介します。

 屈折13年で紅白歌合戦に出場し、志村けんさんの「コント番組」に出たそうです。その時、志村さんから「あなたは演歌歌手だからあまり汚れたことはしない方がいいから・・」と言われた時、丘さんは「いやいや 私には夢があるんです。粉をかぶるか、水をかぶるか、たらいをおちてくるか そういうのやりたいんです」とお願いしたら、志村さんは「じゃー水からだね」と・・当日あるスタッフが「今時若い子が水をかぶりたいなんて言ってくれて凄く嬉しかった。だから水を多めに入れておきました」(笑)

  「晴れの日に傘を貸して、雨の日に取り上げる」社会の中で、「汚れ役」を自ら かえる丘さんを人間として尊敬します。

丘さんが お母さん(47)を癌になられたとき、デビューしたばかりで大事な時にもかかわらず「休みを取り看病した」という言葉に、丘さんの覚悟を感じました・・本物からは「善意」が空気感染します。偽物からは「悪意」が孫の代まで世代間連鎖します。