アパホテル社長 元谷 芙美子氏のテレビインタビューがあった。ピンチを切る抜けるポジティブ人生です。
1994年 アパホテル社長になって、「私が社長です」のポスターにあの個性的なお顔を前面に出し電車広告(中刷り広告)を張り出したら、見た人から苦情の電話が鳴りやまなかったそうです。「公共の福祉に違反するじゃないか。見せられる迷惑を考えろ!朝から奇麗でもない広告見て気分が悪いからもっとましなモデルを使え!」(笑)
それに対してアパ社長は、「広告はプロパガンダ(宣伝)。社長になったら腹をくくり責任の所在を明確にしなければならない。全部がアパ社長が好きで、全部がウエルカムはない。奇麗でないからやっかみが少なくてよかった」と話されていた。
苦情にアパ社長は少しも動じず「それだけ見てくれる人がいるんだ」と広告戦略の裏側を話されていた。恰好をつけずまっすぐにぶつかる姿勢、責任の所在を明確にする覚悟と行動力には感動した。
まさに「上に立つ人」の模範です。現実は残念ながら「責任回避・自己防衛」のための嫌がらせや嫉妬が続きます。こんな「人間ウイルス」がいる限り組織も社会もよくならないことを実感しました。