この人と話しているとなんか疲れる人はいませんか?こんな時は後味悪い感情になります。これを交流分析では、ラケット感情(感情の暴力団)といいます。沢山ある心理ゲームの中で、一番手の悪いのが「さあ つかまえたぞこの野郎」の心理ゲームです。相手の揚げ足を採り、自分の立場を優位にし会話の中で勝ってないと気がすまないタイプです。会話の中で勝つためには、相手の粗や弱みを徹底的に探して、勝ってないと気が済まないのです。ハイエナのように餌を見つけると相手に責任をとらせ自分は優位に立ちたい。弱みや失敗をみつけたら心の中で「にやっ」としている偽善者です。こんな人は自分より立場の弱い人に常に仕掛ける戦闘準備をしています。相手に権力をみせつけるためです。痛めつけることによってしか自己満足できない精神の腐敗者です。自分が偉いを誇示したい幼稚園児なので、そう簡単にゲームをしないことにはなりません。なぜ?言えば言うほど「負けたくない」ので、水面下で「いじめ」が陰湿化するからです。精神科医・フロイトのいう「反動形成」で「弱い犬ほど吠える」だからです。
対処法は、早く距離を取ることです。相手にしないことです。巻き込まれることは、精神レベルが低い人間になってくことになり、相手と同じ精神レベルに染まります・・・戦争に勝者はいません。ましてや人間関係に勝者はいません。勝者になってしまったら「人間失格」です。