「水のように、人より下に下にいれば、気楽に生きていけます。ところが、そんな簡単なことができないのが人間です。殆どの人間は上へ上へと登ろうとするから人間関係も人生も苦しくなります。
水は常に人の嫌がる下へ下へと流れていって、静かに水を称え、全てのものを生み出しているのに、それを自慢も誇示することもありません。それなのに人間は、そんな簡単なこともできず、上へ上へと無理して登ろうとするから苦しくなるのです。
「水は柔らかい。だから実は最も強い」のです。水はどんな器に沿ってその器の形になります。「抵抗・反発」しないのです。上へ上へというのは、地位・名誉・財産に溺れて、「自分が一番偉い」という心理が働きます。人より勝ることに価値を置くのは人間としては最低です。なぜ?人をけなし足蹴にして自分を偉く見せようとしてるからです。 「下に下に」は謙遜をし腰を低くできるのが、人間として尊敬されていきます。