反発する心理の背景には、「自分が正しいと思っていることを否定されたことに対する純粋な怒り」があります。そもそも人間は、他人から高圧的な態度で説得されると、自分の心を守るために反発や抵抗を感じます。これを「心理的リアクタンス(反発)」と呼びます。防衛反応のようなものです。
どうしたら反発の闘争心が小さくななるのでしょうか?「あいつの意見には、俺の意見にはない面白さがあった。俺の意見が悪かったわけではない」と視点を変えるだけで受け止め方が違います。「人は皆不完全、相手も自分も受け入れる」のです。自分の不完全を認め、受け入れ、相手の不完全さを認め許す、「不完全でいる勇気」「あいまいさを許す勇気」があると不完全であることを前向きに捉え、完璧であることが寧ろ窮屈であることを感じるようになります。
懐深く他者を受け入れ、相手を信頼する決意をすることが大切です。「わかるけどできない」のが、ついカットなってしまう証拠です。