他人を生きている「ワ・タ・シ」とは?親の目を気にしながら親の価値観や世間体に合ったことを子供にしていくことです。例えば、「○○大学に入れたらいいね」と親が何気なく言ってるとすれば、子どもはそれに合わせていれば親の機嫌をとれることを無意識に察知し、「本当は就職してお金を稼ぎたい」という本音を抑圧して、親のためのいい子・・・本当でない「ワ・タ・シ」を演じきることによって、親は満足し、子どもはストレスをためます。
子どもの心のコップにも限界がありますから「親のためのワ・タ・シ」を演じていると、本音さんが「もう疲れた。やってられない!」と色んな形でレッドカードを出します。レッドカードは、不登校であったり暴力であったり万引きであったり、様々な形でます。
こんな時、親は「なぜ?あんないい子だったのに?急にどうしたの?私たち親は不自由なくなんでもしてあげたのに?何が不満なの!」とパニックを起こします。親は自分の価値観を押し付け、子どものハンドルを子どもではなく親が握っていたことに気づけません。これを「愛情という名の支配」といいます。
「世間体」という似非愛情で子どもの本音を抑圧し、親にとってのいい子になるよう無意識に「支配」していたので、爆発したのです。ではどうしたらいいのでしょう??ここから親とカウンセラーの真剣勝負が始まります・・・