5月5日、二戸市の天台寺の名誉住職で作家の瀬戸内寂聴(94)さんの住職30年を記念する特別法話がありました。相変わらずユニークだなと思わされたのが「90歳でも好きな人ができたら恋愛すればいい。人を好きになるっていうのは、雷が落ちてくるようなもの。相手に奥さんがあろうかが、夫があろうが。好きならしょうがないじゃないの。邪魔しないよう、密かに好きになればそれでいい・・・」(一部抜粋)
寂聴さんの人生は、東京女子大学在学中の1943年に21歳で見合い結婚し翌年に女の子を出産、その後夫の任地北京に同行。1946年に帰国し、夫の教え子と不倫し、夫と3歳の長女を残し家を出て京都で生活した瀬戸内寂聴さんの自由奔放な生き様が垣間見えます。
瀬戸内寂聴さんの名言に「恋は、幾つになってもできます。今、私は91ですけど、もし100まで生きていたら、100まで恋をすると思います。だけど、みっともないから、いちいち皆さんに報告はしない」(爆笑)。「私の個人的な感性ですが、やはり「瀬戸内寂聴」という人間の生き方は、ただ単に、自分の欲望のままに、好き勝手に生き、周りの人間に迷惑を掛け・傷付けた人間。その上、その事について十分反省することも無く、小説や説法のネタにしている」とあります。
この波乱万丈で嘘のないユニークさが5,000人もの人を集めるのでしょう。