「心のケアは尊重される社会、それが品格のある社会」と語っているのは阪神・淡路大震災の時の心のケアに命を懸けた故・安 克昌精神科医師(著作:心の傷を癒すということ)。一人ひとりを大切・尊重とは、人(社会)としての「覚悟」。他人を「傷つけない・おとしめない・土足で入らない・踏みつけない」覚悟。安医師の兄は、弟は「目の前に困っている人がいるのに、なんでさらに困らせるようないじめをしてるんだ」と言いたいのだと思うと述懐してる。
現在進行形で心の傷や弱さを抱える人は数えきれない。だから「傷つけあわない方法とマインド」を身につけなければ「労わりあい・助けあい・支えあい」の精神は生まれない。権力や地位や財産で幅をきかせてる人間がいる限り「尊重・品格社会」は生まれない。
迷い葛藤に打ちひしがれてる方の「気持ち」を聴く、話さない場合は「一緒に佇む・沈黙を聴く」・・・魂が「私はここにいますよ」と相談者に空気感染した時初めて、悩み多き方に立ち上がる「勇気と覚悟」が湧いてくる・・