心理カウンセラー佐藤照貴

                  (月〜土曜日9:00〜17:00)

”自分が偉く、あなたは下”は「精神が貧困」

  「敗者の脚本」の交流分析の講演会から紹介します。例えば、「精神が貧困」な人は、自分が気に合わないと自分から心のシャッターを降ろしコミュニケーションを遮断するそうです。関わりの中で「今はダメ」「今は忙しい」が口癖です。心豊かな人は「私今暇なの。忙しくないから大丈夫」と心の門戸を開け相手の話を聴ける人が「勝者の脚本」を持つOK-OKの人間関係を構築します。心豊かな人は好き嫌いを超越して、アサーティブな会話(関係)ができる人です。
  また、話してると「負けるのをやたらに嫌う人」(敗者の脚本)がいます。例えば、相談するということは「相補交流」(お互いが気持ちのいい会話)なのですが、「勝ちたい」人(心の困窮者)は「素直に話が聞けず」、「自分の経験や知識をご披露」し「自分が偉く、あなあたは下」を無意識に証明したくてたまりません。それで自己満足の勝者のつもりになっていますが、実は聴いてる側は当に「そんなことは知っている」ので嘲笑されてることさえ気づけない愚かな人です。ただ抗うと「勝ちたい」が”嫉妬やひがみ根性”で相手をぎゃふんといわせる目的を強化しヒートアップするので、心豊かな人は傾聴に徹します。
  様々な場面で起こっている自らの交流を振り返り、「心の困窮者」が「精神的・人間的貧困の連鎖」になっていないか自らの足元を点検したいものです。人生脚本(人生の青写真)はいつでも書き換えられます・・・