「偉くなればなるほど○○になる修行をせよ」。さて○○には何がはいるでしょう?多くの人は「謙虚」と言います。○ですね。◎の正解は、「バカになる修行をせよ」だそうです。なるほど、偉くなればなるほどふんずり返るのではなく、「部下と一緒に汗を流し、ウイットの効いたジョークで交流すること」と、王子製紙の初代社長佐藤銀次郎のお言葉です。
「バカ」とは上から物を言わないということです。部下や年下の者であればあるほど人格を尊重し物言いができるということです。尊厳を守り謙遜とユニークさで、上司の株は自然に上がります。
「私はこの程度です」と社長が言えれば、部下は安心してついていくでしょう。そこには信頼感があるからです。信頼感に勝る人間関係のエキスはありません。