心理カウンセラー佐藤照貴

                  (月〜土曜日9:00〜17:00)

子育ては「親育て」

   他児との間のトラブルが起こった場合に大人からラベルのような言葉(たとえば「貸してでしょ」「ごめんなさいでしょ」など)を、使うように指示されることがよく見うけられます。、赤ちゃんたちの他者の思いを理解する力を考えると、私は幼すぎる不十分な対応だと考えています。このような単純化された解決方法しか学ぶことができなかった子ども達が、やがて「コミニュケーション不全」というレッテルを貼られしまいます。
   コミュニケーション不全は、「子ども達の問題ではありません。人間として生きていく土台を築く乳幼児期に自分の思いを確認し見つめることや、他者との関係性を正しく学びそこなわせた大人たちの責任です。大人たちの子ども達へ認識不足と信頼感のなさの結果です。
   子育ては、「子どもを信頼する力」「成長を待つ力」「心に余裕を持った接し方」など・・・子育てはまさに「親育て」です。