子育ての中で「可愛さあまって、愛しすぎた故子どもに完全を求めたり、自分ができなかったことを求めたりしたことはありませんか?」。多くの人は「這えば立て 立てば歩め 歩めば走れ 走れば飛べ」で期待過剰が子どもを無意識に追い詰めてしまっていることに気づけません。これを「愛情による支配」「美化された支配」といって、子どもの私物化を無意識にしてしまう現象です。このように育てられた子供は大人の機嫌をとる「いい子を演じることで親の機嫌を損なえない」ように必死に頑張ります。
「必死」は「必ず死ぬ」と書きます。頑張りすぎや自分でない自分を演じることは「私は私ではない。本音の自分を生きたい」というインナーチャイルド(無意識の本音)が叫びます。声なき声に耳を澄ますとき無意識の本音に気づき始めます。