心理カウンセラー佐藤照貴

                  (月〜土曜日9:00〜17:00)

パワハラ上司の深層心理①

  

  1.”弱い犬ほどよく吠える”(自信欠乏症候群)

  パワハラをする上司は本当は気が小さく弱い人間です。自信がないことが相手にバレないだろうかと心配になり、先手を打つために攻撃的になってしまっているのです。自分自身を弱い人間ではなく、大きく強い人間へ見せかけようとする心理が働いてしまって、その結果攻撃的な態度をとっています。

     いつも態度が大きく高圧的なパワハラ上司は、本当は”ビクビクしている弱い人間”なんです。他人に舐められるのを恐れています。”弱い犬ほどよく吠える”ということわざの通り、自分の精神的弱さを隠すための行動です。

2.自分が絶対!

    指導の方法は自分のやり方が一番良いと思っているパターン。「私は厳しい上司に育ててこられた。苦しかったけど、乗り切ったからこそ私はここまで成長できたんだ。だから私も部下を育てる時は厳しく指導する。これが一番良い指導方法にきまっている」。指導・教育という口実で、パワハラ行為が代々受け継がれている。裏を返せばその指導方法しか知らない。一つの指導方法しか知らない上司は、指導力に欠ける上司だということが分かります。(つづく)