「優しい言葉をかけてほしい」マザー・テレサの、この言葉はご存知ですね。「愛の反対は憎しみではない。それは無関心である。」誰だって自分の存在を無視されるのは辛いもの。嫌われても憎まれても、自分の存在が認められている分、まだましなのです。
では、相手に「私はあなたに関心を持っていますよ」ということを伝えるにはどうしたらいいのでしょう。答えは簡単です。相手に言葉で伝えること。優しい言葉で伝えてあげることです。ある100歳のおばあちゃんの言葉です。「お金もいらない。着物もいらない。命だってもういらない。でもお願い。優しい言葉をかけてほしい。」100年生きてきて、最後に彼女が欲しかったものは優しい言葉だったのです。
それなら100年も待たないで、今日から周りの人に優しい言葉をかけてみませんか。「あなたに会いたくて来たよ」「あなたと過ごせて、とても嬉しい」「あなたといると、とても楽しい」「あなたで、本当によかった」「すべてあなたのおかげです」「本当にいいお仕事、していますね」「うわあ、すごい、よくできたね」「どうすれば、あなたのようになれるかな」「嬉しい。でも頑張りすぎないでよね」「すごく美味しい。おかわり!」どれも何気ない一言ばかりです。それで相手の気持が癒されるのなら、どんどん口にしたいですね。そしてもっといいことに、それを言っている自分自身が、実はどんどん輝いてくるのです。優しさという心の筋肉が、強く大きくなっていくからなのでしょうか。